日本がNBAに追いつくには?③
二点目は、リーグ戦の大会の設置です。
中学も高校もバスケの公式大会はトーナメントしかないです。トーナメントの大会自体は悪いとは思わないですよ。一発勝負のヒリヒリする緊張感で鍛えられるものも大きいです。
でも、負けたら終わりの大会しか無いのは良いとは思わないですね。勝ったチームしか試合の経験を詰むことができず、負けたチームは切り捨てられたも同然というのでは、日本バスケの層はいつまでたっても厚くならない、試合経験の格差しかできないのは当然でしょう。
この問題、サッカーの指導者にはずっと問題意識として持たれていたことでした。トーナメントの大会は、どうしても負けないこと優先のリスクを犯さないサッカーになってしまうため、選手の創造性は排除され、志を高く持ってプレー内容を突き詰めることが難しい、と。一昔前の高校サッカーは守備を固めて、特に意図もなくロングボール蹴っておけば安全というサッカーが全国大会でも主流でした。
しかし、そういうサッカーで高校年代の大会では勝てるかもしれないけど、選手達の将来(Jリーグや日本代表、W杯)には繋がらないサッカーなのでは?と考えられ、試合内容を更に突き詰め、世界に通用する選手を育てたいという狙いもあって「プリンスリーグ」という各地域別のリーグ戦の大会誕生という画期的な試みが2003年に始まりました。
サッカーと同じことがバスケでも言えると思うんですよ。国内の大会で勝つためのバスケが、必ずしも世界で通用する選手の育成には繋がらないのでは?ということです。
例えば、身長190センチの選手がいるとして、俊敏でドリブルが得意で、ガードが適正ポジションだったとしても、トーナメント戦で目先の試合に勝つためならセンターやらされるでしょう。マーキングでのミスマッチはつくらないのがセオリーですから。でも190センチのセンターなんて、あまり将来性感じないですよ。NBAや海外のチームは200センチ後半~210センチあたりが普通ですし。でもガードとしてなら、十分世界基準のガードになり得ますね。
トーナメント戦じゃなくてリーグ戦であれば、指導者であれば、ガードで起用することもできますね。1敗したとしても復活の余地がありますから、もっと色々な試みが可能になってくると思うんですよね。
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